2020.08.01

8月の挨拶

 洋種山ごぼうがぐんぐん背丈を伸ばし、雨の中でもセミの声が聞かれるようになりました。

 1学期は新型コロナウィルス感染症予防への様々な対応にご理解、ご協力頂き、誠にありがとうございました。お陰で無事に終業式を迎えることが出来ました。楽しみにしていた夕涼み会は残念ながら流れてしまいましたが、別日に園庭をぐるりと囲んだ提灯の灯をともし、「音頭」の曲想や振付を楽しんで踊りました。

 入園、進級当初はどこか緊張感があった子どもたちも、園生活を送る中で、おもしろいモノやコトを見付け、創り出し、どんどんと世界を広げていきました。年少は一人ひとりの遊びの楽しさと共に、先生や友だちと一緒にいることの楽しさを見付け、年中は朝顔の栽培を通し観る力や続ける力を身に付けてきています。年長は数日間にわたり傘をさして雨の園庭やみどりの丘へ出て行き、風の勢い、雨の音、空気の湿りや香りなど、それぞれに感じ取っていました。更に、傘があることで視界が限られ、だからこそみえた世界を味わうことができました。傘の中の色、水たまりが映すもの、大木の根元の美しい苔などなど…。雨に泣かされたり、雨に助けられたり、何事も一面では語れません。でも、少しでもプラスに転じていけるか否かは一人ひとりの受けとめ方によって大きくかわっていくのだ、と、子どもの姿から学ぶことが少なからずあります。

 8月を迎えようとする今も、感染症の状況は厳しいままですが、コミュニケーションの新しい方法や仕組みが整備されたり、アイディアグッズが誕生するなど、これからも困難を乗り切っていく中で、様々な知恵が生かされていくことでしょう。


 さて、例年より短い夏休みですが、手洗い・うがいの励行やエチケットなど身に付けた良い習慣と、「早寝・早起き・朝ごはん・運動」という生活リズムを継続し、元気にお過ごしいただきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。