2020.06.01

6月の挨拶

 ご入園、ご進級、誠におめでとうございます。
 まずもって、何より園児の安全・安心を最優先にした園の様々な「新型コロナウイルス感染症拡大予防」への対応、取り組みに対し、深いご理解ご協力を頂いておりますことを心より感謝申し上げます。

 感染症の影響は年度をまたぐことになり、日本中が外出自粛という、かつてない体験を余儀なくされました。それでもようやく事態は落ち着きを見せ始めています。
 ウイルスをlOO%封じ込めることはできませんが、多くの人々が感染症予防に必要な日常の習慣の大切さを改めて実感し、継続する必要を感じていることと思います。

 とは言え、この自粛生活は日々成長する子どもたちを厳しい環境に置くことになってしまいました。
 日本小児科学会は、教育保育施設の閉鎖による屋外活動、社会的交流の減少等は、新型コロナウイルスが直接もたらす影響よりはるかに大きく、健康被害が懸念される、としています。
 ご家庭におかれても家族一緒の良さを味わいながら色々な難しさも感じつつお過ごしになったことと思います。

 様々な困難を越え、いよいよ新しい年度が始まります。
 対策をしっかりし、だからこそ笑顔一杯に子どもたちを迎えます。
 長い自粛生活は、緊張や不安をもたらしたと思いますが、安全指導を含め一人ひとりにふさわしいやり方で伝えたり、心に寄り添ったりしながら、子どもたちがゆっくり園生活に戻ってこられるようにして参ります。
 密を作らぬようクラスを2グループに分けますが、「今日来て明日休む」というような、飛び飛びのコマ切れ登園はいたしません。
 元気に登園し、遊びが続く明日を楽しみに元気で帰るという幼児にふさわしい学びの形と生活を保障しながら、園生活のリズムを整えて参ります。  これからも、ご家庭と手を携えて、子どもたちの豊かな成長を願い、教職員一同力を尽くして参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。