2020.10.01

10月の挨拶

 芝生の上をトンボが飛び、彼岸花が咲き始めました。

 先日は年長児の「夜のスペシャル幼稚園」がありました。
 9月になれば、と、期待して計画していた「お泊り保育」でしたが、感染症の状況が大きくかわることはありませんでした。
 それでも、泊まることはできなくても安全を守りつつ、子どもたちにとって大切な経験の機会は、どうにかつくりたいと、練り直したのが「夜の幼稚園」でした。
 子どもたちとネーミングから話し合い、教職員で知恵を絞り、ご家族のご協力を頂き、「はじめての行事」を一緒につくりあげることが出来ました。

 いつもなら帰るような時間に「行ってきます」と手を振り登園してきた子どもたち。
 夕暮れが運ぶ、なんとも言えない心細さの中で、先生や友だちの存在は、普段よりもっとあたたかく大きなものであったでしょう。

 リレー大会のあとのリベンジリレー(!)や、大勢の先生たちとのたくさんの遊び。そしてランタンづくり。2階のテラスにテーブルを並べ朱色の美しい夕焼け空をながめながらのスペシャルディナー。
 食事の片付けも自分たちで行い、昼間とは全く違う雰囲気に包まれた、みどりの丘を、グループの友だちとランタンの灯を頼りに散策。
 園庭に戻り、芝生で見た花火は思ったより高く美しい花を咲かせました。そして大好きなご家族のお迎え。言葉にならない思いが込み上げていたことでしょう。

 充実した時間をご一緒につくりあげてくださった、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 さて10月は、さつま芋掘り、総合防災教室、そして運動会があります。
 第55回となる運動会もはじめての3部制での実施となります。
 例年と形式がかわりますが、子どもたちの「今」を存分に発揮できるよう、心を込めて準備をすすめているところです。
 秋空の下、10月も元気一杯過ごして参ります。