2021.11.01

11月の挨拶

 冬芝が柔らかい緑を伸ばし、季節の巡りを感じさせてくれます。
 今年は、秋らしさを感じる期間が短かったものの、色づいた落葉を使って、色々な遊びを生んでいく子どもたちの姿がありました。

「うさぎの耳みたい」という言葉から、教師がヘアバンドを作り、そこに葉を付けて踊ったり、枝に刺してのバーベキューごっこでは、肉に見立てた葉を、焼く前と後で色分けするなど、なかなかの凝りようです。又、カードゲームのように大きさと枚数で勝負する姿もあり、子どもたちの豊かな発想には驚かされるばかりです。

 これらの遊びだけでも、今までの経験を活かし、「自然との関わり」「数量や図形などへの関心・感覚」「言葉での伝え合い」「思考力の芽ばえ」「豊かな感性と表現」など、沢山の学びを読みとることができます。
 幼児期において「自然」のもつ意味は大きく、園生活の毎日に存在していることが、こうした豊かな感情、好奇心、思考力、表現力の基礎を培っています。
 これからもこの恵まれた自然を更に活かしていく教育力を磨いていきたいと思っています。