2021.06.01

6月の挨拶

 アーチ門のバラと並び、フェンスを彩っているのは、その花の姿から名付けられた「時計草」です。
 今月10日は「時の記念日」ですが、第1回目は大正9年で、記念日としては最初期だそうです。社会生活の近代化を推進する当時の流れの中、「時を大切にする」ということが、近代生活の基本とされた背景があったようです。
 変遷はあるものの明治5年まで、季節によって時間の進み方が違う不定時法が続いていたことを考えあわせると、同じ24時間であっても時代や場所や様々な状況の中で、随分と異なる感覚や意味合いなどをもつ「流れ」なのだなぁと、しみじみ思います。
 そして、その「流れ」の中に一人ひとり、一つひとつの大切な命の育みがあるということをあらためて考えてみるのです。

 梅雨の時期でもある6月は、今だからこその出会いや発見を楽しむと共に、個人面談、父の日参観などを通し、ご家庭との連携をすすめて参りたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。