2021.03.01

3月の挨拶

 日陰に見つけた霜柱を、手を赤くして集めることもあれば、芝生に寝転がり、日差しのぬくもりをたっぷり味わうこともある、そんな子どもたちの姿があります。

 さて、いよいよ年度の締めくくりの月を迎えます。一人ひとりが自分の成長を実感し、自信にしていくとともに、友達の頑張りに目を向け、育ち合った1年を喜びをもって振り返ります。年長児は、小学校という新たなステージへ期待を胸に力強く巣立っていけるよう、年少中児は、大きくなった喜びをもって、元気に進んでいけるよう、日々を大切に過ごしてまいります。

 なお、年少中児は進級ごとに新たなクラス編成を行っています。それは、1年間の育ちを土台にしつつ、友達との関係性が固定してしまうことを避け、加えて、より豊かな人間関係と体験を生み出すことになるからです。今月は、クラスメートや担任を替えるなど、関わりの幅を広げる機会も作り、スムーズな進級へ向けてまいります。

 コロナ禍の影響は未だ続いていますが、子どもたちの豊かな育ちを願って工夫を重ね、歩を進め続けていけるのも、保護者の皆々様のご理解・ご協力のおかげです。改めて感謝申し上げ、残りの日々を心を込めて過ごしてまいります。