園長挨拶

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園長挨拶

 命の誕生を知ったすばらしい日から、時には悩み迷いながらもお子さんからたくさんの笑顔をもらい、毎日をがんばっていらっしゃることと思います。幼稚園に入るということは、お子さんはもちろんのこと、ご家族の方にとっても、新しい世界の扉をひらくことですから期待と共に「何となく不安」であって当たり前です。
 私どもの基本はご家族の方と一緒に、かけがえのないお子さんにたくさんの愛情をそそぐこと、お子さんの持っているすばらしいものを伸ばし、深め、広げていく、ということなのです。その中で生まれる悩みやつまずきは、共に考え心をあわせることで、喜びや希望に変えていくことができます。ご家族の方も幼稚園時代を楽しんでいけるよう、いつでも「子育て応援幼稚園」でありたいと思っています。

園長 當麻 祐子

平成30年3月1日

 日本人の活躍に湧いた平昌での冬期オリンピックが閉幕しました。ひたむきに努力を続けてきた世界各国の選手たちと、支えてきた方々の姿から、沢山の感動や学びを頂くことができました。ようやく辿り着いた舞台で、天候や他者との接触などのアクシデントに見舞われ、実力を出し切れなかった選手も少なからずいました。さぞや無念であろうと思われる結果であっても、何かや誰かのせいにせず、全てを糧として自身の向上につなげていこうとする姿勢に頭が下がると共に、越えてきた道のりの真の豊かさを思ったのでした。
 さて、いよいよ年度の締めくくりの月を迎えます。
 年少中は、担任交替やクラスメンバーシャッフルなどを行い、期待をもって4月を迎えられるよう環境を整えていきます。園生活で培った、様々な力を子ども自身も感じとりながら、感謝の心をもって進級・進学へと歩を進めて参りたいと存じます。
 ご理解ご協力を頂きました保護者の皆様に感謝申し上げ、残りの日々を大切にして参ります。

平成30年2月1日

 あちらこちらに残る雪に紅梅の花びらが舞い、小さな春の訪れを待っているかのようです。
 さて、先日のクラス対抗ゲームは、お正月らしいものや展覧会での作品から結びついていったものなど、日常の活動の流れの中にあって、身体全体を使い競う楽しさを味わうものでした。総合得点の予想や得点差、順位の予測など、思考をめぐらせ、友達と力を合わせて楽しみました。そこで使われたモノは子どもたちが話し合い考え、思いをもって作ったものですが、「クラス内では上手くいったのに」「なぜ他のクラスはほとんど落とさないのだろう」など、悔しい思いも生みました。けれどそれが次の力へとつながります。
 ゲーム大会が終わってからも「もっとこんな風に作ればよかったんじゃないかな」と表現の形から勝負の形へと改良を重ねる姿がありました。又、「この犬には家もつくってあげよう」と【ごっこ】に広げていく子どもの姿もありました。豊かな遊びが次の遊びを生み出し、子どもたち一人ひとりの底力になっていくのを実感する日々です。
 体調管理に気を付け、充実の2月を展開して参りたいと存じます。

平成30年1月1日

 明けましておめでとうございます。お健やかに新しい年をお迎えになったことと存じます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 さて、今年は戊戌(つちのえ いぬ)の年であり、動物にあてはめると犬になります。犬は安産とされたことから戌の日に帯祝をする風習もあり、昔から人々に愛される身近な存在だったことがわかります。
 園に届く嬉しい年賀状にも色々な犬の絵が描かれていますが、そもそも年賀状は年頭の挨拶まわりの際、玄関口に名刺を置いてくるようになったのがはじまりとのことです。それがやがてハガキとして託されるようになり、明治のころから1月2日の書き初めの日に書き、1月7日の松の内に出すようになったそうです。そして元日に配達する現在のかたちになっていきました。時は流れ、年賀状はメールやラインに移りかわりつつありますが、形はかわっても伝えたい思いをのせてくれる「託せる何か」の存在はこれからもずっと必要とされるのではないかと思います。そして笑顔あふれる言葉が行き来するような一年であるよう願っています。
 さて、年度のしめくくりとなる3学期、ご理解とご協力を頂きながら明るく豊かな日々を重ねて参りたいと存じます。

平成29年12月1日

 色づいた落葉が舞い、冬芝のやわらかな緑や年少組が育てている大根のつややかな緑がひときわ美しいこの頃です。
 さて、先日園庭開放での出来事を、未就園児の親御さんからお聞きしました。すべり台の階段をひとつ、ひとつ、と登りはじめた時、年長と思われる2~3人の子が、その後ろに並んだそうです。そこで、「お友達が待っているから早く登りなさい」と言うと、「あ、大丈夫です。私達待っているのでゆっくりで大丈夫です。」という言葉が返ってきたそうです。思いがけない言葉に感動したとの事でした。
 相手の気持ちを汲み、それを言動であらわせる心の育ちを、とても嬉しく思いました。子ども達は日々の生活の中で、愛情と信頼関係に支えられ、友だちとの関わりの中で自分らしさを発揮しつつ、ぶつかり、主張しあい、折り合いをつけていく経験を積んでいきます。葛藤やつまづきを乗り越え、自分の気持ちを調整していくことを、何度も何度もくり返しながら、友達と共にいることの喜びを味わい、自分の良さに気付き自信をもって行動できるようになっていきます。子どもの育つ力を信じる、あたたかなまなざしと、豊かな体験を保障していく大切さを、あらためて感じたことでした。
 2017年最後の月、元気一杯感謝に満ちた充実の日々を過ごして参りたいと存じます。

平成29年11月1日

 園の玄関先に飾ってあったジュズダマは、別名をトウムギというイネ科の植物です。昔はこの辺りの水辺などにもみられたものでしたが、見かけなくなってから随分と経ちます。実のような苞(ほう)を使って数珠を作ったことが、名前の由来になったそうです。熟すと黒褐色から淡灰青色、灰白色へと変化し、美しい光沢をもちます。お手玉の中身にしたり、マラカスを作ったり、一粒一粒、糸を通しネックレスなどにしたものでした。
 今は、遊び道具の多くが購入することで得るものになっていますが、それはそれの良さとして活用しながら、身近な自然から見付け出していく、創り出していくことを大切にしていきたいと思います。嬉しいことに、みどりの丘で遊ぶ子ども達の姿からそれを感じとることができます。
 完成されたおもちゃには無い、トゲや、デコボコや、不揃いや、変化や、臭いや・・・、そういった植物や生物を、その存在に感謝しつつ、これからも、不思議だな、おもしろいなと感じながら手間暇かけて遊ぶ醍醐味を沢山味わってほしいと願っています。

平成29年10月2日

 ついこの間まで、木に鳴くセミを追っていた子ども達の手に、バッタやカマキリの姿をみるこの頃です。
 黄緑だったヨウシュヤマゴボウの実も赤紫に熟し、始まっていた色水あそびに加わりました。他の花々や葉っぱから抽出した色と比べたり、混ぜたりしながら濃淡だけでない色のバリエーションを発見し、つくり出しています。
 ひとりで夢中になる子、先生と一緒に楽しむ子、友達とごっこ遊びをする子などなど、身近な物や人とかかわりながら遊び込み、育っていくさまざまな姿があります。爽やかな風の中、存分に身体を動かし、心をはずませ、すごして参りたいと存じます。

平成29年9月1日

 記録的な長雨から猛暑へと、この夏は例年にない大きな天候の変化が続いています。川の氾濫や土砂崩れなど甚大な被害を被っている地域も多く、少しでも早い復興が待たれるところです。
 さて、皆様の夏休みはいかがだったでしょうか。園では地下パイプを含めた中トイレの全面改修が無事に終わり、明るく楽しいトイレが誕生しました。
 又、どんぐりルームには、スペシャルデーのみならず、卒園生が沢山来て下さいました。元気な姿に会えた上、少し離れた年齢同士ならではの楽しさや充実感を感じとることが出来、とても嬉しく思いました。
 一方教職員は、それぞれのテーマに添った様々な研修で学び、教職間でシェアしながら、2学期からのより良い保育教育、環境構成に取り組んでいこうと思いを熱くしています。
 子ども達の主体性を育むために、これからも色々な角度から見直しをかけ、力を尽くして参りたいと存じますので、引き続きご理解ご協力の程、宜しくお願い致します。残暑が続き、疲れが出やすい頃となります。ご家庭におかれましても体調管理に充分ご留意下さい。

平成29年7月18日

 うだるような暑さが続いていますが、色鮮やかな夏野菜や果物が店先に並び元気を発信してくれているかのようです。
 さて、本日、充実した一学期を無事に終了することができました。安心して過ごす中で、自分の好きな遊びをみつけたり、出会ったり、広げたりしながら、ひとりもみんなも楽しい喜びの時間がつくられていく、そんな一人ひとりの姿がありました。
 4月からの歩みは、例えば持ち帰った作品で、例えば口ずさむ歌で、目にみえる色々なものから気付くことが出来ます。けれどきっと、何気ない行動やふとした言葉から豊かな育ちを感じとって下さることがたくさんあったのではないかと思います。あらためて、皆様方のご理解、ご協力に感謝申し上げます。
 色々な計画、ご予定があるかとは存じますが、この夏休みも「早寝・早起き・朝ごはん」をお続けいただき、元気にお過ごし下さい。

平成29年7月1日

 ついこの間まで花だったキウイが、小さな楕円形の実になりました。収穫は秋。追熟をして実際に食べられるのは更にその先ということになります。
 年長さんが取り組んでいる梅ジュースづくりも「作業」としては複雑なものとは言えないかもしれませんが、見守りながら「時間」の力をかりなければ完成することが出来ません。「待つ」ことの豊かさを子ども達と共に楽しんでいるこの頃です。
 一学期をしめくくる7月、引き続きのプール遊びにカレーパーティー、お楽しみ会、等々、元気一杯、充実した日々を重ねて参りたく存じます。

平成29年6月1日

 みどりの丘から「ホーホケキョ」と盛んに鳴く声を耳にするようになったのは、5月も半ばを過ぎてのことでした。春告鳥の別名を持つウグイスですから、イメージとしては今頃?!と不思議に思いましたが、実は繁殖期は初夏で、オスが縄張りをつくり、1日に1000回ほど鳴く事もあるそうです。
 その声と姿が結びつくよう、園内の「みどりの丘ニュースポスター」にはウグイスの写真が加わりました。子ども達は「この鳥、さっき鳴いてたよ」などと話してくれます。大切な幼児期、自然の移りかわりや広がりの中で、存分に遊び込む日々がここにあることを、感謝をもって守り続けたいと、あらためて思うのです。
 個人面談、父の日参観、プールや遠足などご協力を頂きながらすすめて参りたく存じます。